
認知能力トレーニング・SST グループコース とは
このコースは少人数の関わりの中で、トレーニングを行うコースです。
もし、お母様が
- 子どもの社会性が乏しく、これから先の学校生活や、将来の社会生活が不安
- 勉強にエネルギーも時間もかけているのに、一向にできるようにならない
と感じられ、お子さんのステップアップを考えておられるなら、このコースがオススメです。
SSTとは何か
ソーシャルスキルトレーニング(SST)とは、社会性のトレーニングのことです。
社会性とは、ずばり対人能力と言ってよいでしょう。
対人能力には主に
- コミュニケーション能力と状況理解
- 暗黙の了解など、対人関係に必要なルールの理解
- 衝動性の制御や、ストレス耐性、アンガーマネジメント
があげられます。
たとえば②の対人関係のルールについては、GIFTでは次のようなオリジナルSSTカードを使います。
SSTカードとは様々な対人関係の場面を集めたカードです。
書籍などでもいろいろ出ていますが、残念ながら、小・中学生の発達が気になる子の実情にあったものが少ないと感じています。
そこでGIFTでは、生徒の保護者から、実際に生徒に起きた対人関係・集団行動上で困った場面を、長年かけて収集し、多くの子に使いやすいようアレンジしてカードにしてきました。


その収集事例は何と300件以上。
それらの中から、お子さんの様子、現状にあったものを厳選して行います。
実は、ここまでは個別スタイルでも学習できます。
しかし、知識で知っていることと、実際の場面で自分の行動として応用できるのとは、大きな開きがあります。
それを実地に応用する練習は、対人場面がどうしても必要なのです。
同様に、①のコミュニケーション、③のアンガーマネジメントも対人場面からでしかトレーニングを行うことができません。
しかし、これらが苦手な子ども達は、大人数の集団の中で、これらの社会性の力を自分で学び取っていくことが難しいのです。
※もし、それができるのなら、現在、苦手であるはずがないですよね
そこで、少人数の中で、指導者の直接的な支援を受けながらトレーニングを行うのが、もっとも効果的なのです。
SSTと認知能力トレーニングとの関係
では、ソーシャルスキルトレーニングだけで、社会性のトレーニングを、すべてカバーできるでしょうか。
断言しますが、できません。
ソーシャルスキルの土台となる5つの力に大きな苦手さがあると、ソーシャルスキルが育ちません。
この土台となる力を認知能力と言います。

認知能力とは
- 注意・集中する力
- 見る力
- 聞く力
- 記憶する力
- 思考する力
の5つの能力です。
たとえば、もしこれらに苦手さがあるとしたら、社会性にどのような影響があるでしょうか。
注意・集中が苦手だったら
落ち着いて相手の話を聞けるでしょうか。
衝動的に行動したりしないでしょうか。
見る力が苦手だったら
正しく状況判断ができるでしょうか。
相手の表情を読んだり、集団生活で必要な、周囲の動きを見て行動することができるでしょうか。
聞く力と記憶する力が苦手だったら
会話を理解したり、深めることができるでしょうか。
勘違いによるトラブルはないでしょうか。
思考する力が弱かったら
相手の気持ちや立場を想像できるでしょうか。
相手への思いやりも、思考する力が必要です。
このように、社会性の土台は認知能力だと分かります。
認知能力トレーニングで土台を整えながら、ソーシャルスキルトレーニングを行って行くのが最も効果的なのです。
そして、この2つのトレーニングができるところが、このコースの最大の特色となっています。
ソーシャルスキルは人生でずっと必要なもの
ソーシャルスキルが必要な場面は、学校生活だけではありません。
むしろ、その後ずっと続く、社会人生活にこそ必要な力です。
発達障害のある人の離職率についての厚生労働省の調査結果があります。
それによると、発達障害のある人の新卒での離職率は一般の企業就労の場合、1年以内が37.5%、5年以内だと56.3%です。
そして、離職理由の多くは、仕事が覚えられないのではなく、仕事にまつわる対人関係の難しさやストレスなのです。
いかに、社会性を高めることがお子さんの将来にとって重要かが、理解できます。
認知能力トレーニングと学習の関係
勉強にエネルギーをかけているのに、一向にできるようにならないという悩み。
それは、勉強以前に、勉強をするために必要な能力に苦手さを抱えているからです。
例えるなら、料理をする時には包丁を使いますよね。
同じように、学習をするのには、認知能力を使って行います。
認知能力とは
- 注意・集中する力
- 見る力
- 聞く力
- 記憶する力
- 思考する力
の5つの能力です。
もし、包丁が切れなかったら、いくら食材があっても料理ははかどりません。
その時は、包丁を研いで切れるようにすれば良いです。
もし、認知能力に苦手さがあるならば、いくら勉強しても、学力は伸びません。
もし、認知能力に苦手さがあるならどうすれば良いでしょうか。
認知能力トレーニングで、伸ばせば良いのです!
認知能力を高めることでの学習への期待できる効果
- 学習内容が理解できるようになります。
- 勉強に集中して取り組めるようになります。
- 学習内容が記憶に定着するようになります。
- 学習が面白いと思えるようになります。
これらの力をトレーニングで高め、整えてあげることで、お子さんの学習する能力は上がり、お母様とお子様の努力が報われるようになります。
注意事項
ただし、学習指導そのものに関しては、このコースでは行いません。
学習指導に関しては、個別指導が最も優れていると私達は考えているからです。
このコースでは
- このコースでのみ可能な、少人数のグループでの子どもどうしの関わりの中で、SSTを行い社会性を高める
- 認知能力トレーニングにより、学習活動の基盤となる能力を高める
がご希望の方が対象となります。
学習指導をお望みの方は、完全個別スタイルで行う、「認知能力・学習支援コース」もご検討ください。
また、グループで行うため、学費は通常の完全個別コースより少し、お安めになっています。
募集定員
先着4名です。定員に達し次第、締め切らせて頂きます。
学費の比較
認知能力・学習支援コース(完全個別スタイル) → 月 32000円 認知能力・SST グループコース → 月 26000円
このコースは次のような方が対象となります
このようなお母様にオススメのコースです
- 友達との関わり方など、少人数のグループでのSSTで、お子さんの社会性をつけたい思われているお母様
- 学校の勉強が苦手だけれでも、通常の学習活動だけでは解決しないと感じられているお母様
- 現在、お子様が、通級や取り出しでの支援を受けているお母様
- 認知能力トレーニングでお子さんの能力を伸ばしたいお母様
- お子様に学習障害や発達障害、グレーゾーンの傾向があるかも知れないと感じているお母様
- 少し、お母様のお時間を持ちたい方
コースの対象となる子
- 直接、上郷個別教室GIFTに通える方(遠方の方はオンラインによる通常コースとなります)
- 認知能力トレーニングをご希望の方(学習支援をご希望の方は、完全個別の通常コースとなります)
- お母さんから離れても、取り組みができる子
- 他の子がいても大丈夫で、なおかつ、他害のない子
ご検討の方へ、説明会を開催します
詳しい認知能力トレーニングのお話と、コースの説明をお聞きになりたいお母様対象に、オンラインでの説明会を行います
日時
4月6日(日) 20:00~
スタイル
オンライン(ズーム)
お申し込み方法
下記公式ラインにご登録頂き、そこから、チャットで
- グループコースの説明会に参加します
- お母様のお名前
- お子さんの学年
をお伝え下さい
認知能力トレーニングを行ったお子さんの保護者の感想です。
<佐藤さん(仮名)> 認知能力トレーニングとSSTで、仲間を助けてあげられるほどに成長
息子は他人への関心が薄く、学校でもたびたびトラブルを起こし、親として社会性をどう教えればいいのかが悩みの種でした。内田先生に相談し、SSTと並行して認知能力トレーニングを長く続けました。タングラムやパズルなどは柔軟に考える力が身につくそうで、それは息子の精神面にもよい影響を与え、その結果、小5の今では困っている仲間を助けてあげられるほど、周囲に気持ちが向くようになりました。以前はグループ活動の時に興味がないと立ち歩いたり、全然関係ないことを始めてしまっていたのが、徐々に仲間と協力して動けるようになり、「ちょっとマイペースだけど、頑張っているよね」と息子に対する周囲の目も変わってきました。
<鈴木さん(仮名)> 癇癪を起こしていた子が、イライラを抑えられるようになった
小学6年生の息子が、お世話になっております。息子は、物事が上手くいかなかったり、不安になると癇癪を起こす為、ずっと悩んでいました。また、ワーキングメモリーが低く、出来る事との差が非常に大きい為、そこをどう補っていくかが課題でした。内田先生から、ワーキングメモリーが伸ばせる事を聞き、息子が少しでも、生きやすくなるならと、お願いする事にしました。今では、成功体験を何度も経験する事で、自分に自信が持てるようになり、間違えても、「次は頑張るぞ!」と前向きに捉え、多少イライラしても、自分の中でこらえられる事が増えてきたように感じています。
<藤井さん(仮名)> 自分の名前も書けなかった子が、驚きの変化
入学早々、授業についていくことができず、せめて自分の名前ぐらいは書けるようになってほしいという思いから、小1の時からGIFTで認知能力トレーニングを始めました。 初めはタングラムを中心に目と手を意識的に動かしたり、クマ歩きなどで体幹を鍛えながら少しずつひらがなの練習を進めたところ、2ヶ月足らずで自分の名前が書けるようになり、半年後には全てのひらがなが書けるようになっていました。わずか半年でこんなに上達するなんて、驚きです。
<宮村さん(仮名)> 指折計算していた子が、算数の文章題まで解けるように
算数が、最初は指折り算で計算していたのが、算数パズルなどの認知能力トレーニングを重ねることで論理的に考える力やじっくり取り組む力が身につき、小5でぐんと難しくなる概念理解や文章題もスムーズにこなせるようになりました。息子の様子をみていると、単に手順を暗記して計算作業するのではなく、試行錯誤しながら解いていくプロセスを楽しむようになってきました。
<大崎さん(仮名)> ゲーム要素満載の認知能力トレーニングにワクワク
息子は手先が不器用、読み書きが苦手なところがあり、漢字はなかなか覚えられず苦労しています。そのためか自信が持てず、やる前に「無理!!」と言うことも多いのですが、GIFTでは不思議と何にでも挑戦し、どんどんステップアップしています。ゲーム好きな息子に、ゲーム要素満載の認知能力トレーニングはワクワクしながら取り組めています。
<野口さん(仮名)> 息子の可能性を腹の底から信じられるようになりました
内田先生と出会うまで、自分の子どもなのに何が問題で何をすべきか分からず悩み続けていました。認知能力トレーナーの専門家の先生の教材は、その子の不得意なところを伸ばし、得意なところを更に伸ばしてくださり、大変ありがたいです。彼にはまだまだ可能性が潜んでるんだ!と、私が腹の底から思えるようになりました。