凹凸のあるこどもを育てる親の会を5月も開催し、この度のテーマは、「思春期」です。
毎回↑のように、保護者の方々に案内を出してお誘いしています。
プログラム1の瞑想timeは、私たち夫婦が日常としている事です。夜寝る前にざわざわした脳の状態をクリアにする目的で取り入れていたものを、保護者に紹介したところ好評だったので一緒に行っています。その後、各人より感想をいただいており、「思ったより早かった…」「すっきりした」など発言してもらいました。
今回は純正律のピアノで弾いた「カノン」をバックミュージックにしていたので、「カノンだね~」という感想が多かったです。
プログラム2のこどもの近況・私の近況では、4月からのお子さんの近況をお話いただいた後、お母さんの近況をお話いただきました。4月からのお子さんの環境の変化を何とか上手にサポートしようと各家ならではの工夫をされている様子をシェアしていただいて、環境に馴染みつつ次の課題が見えてきたので、その取り組み方についての相談もいただきました。
GIFTでは、必ずお母さんの近況もお聞きしています。凸凹を持つお子さんと一緒に生きておられるご両親のご苦労は、私たちが想像する以上のものがあると思います。それをこのような機会に吐露していただいて、少しでも心が楽になるのであればよいとの思いでお聞かせいただいています。
プログラム3のgemeシェアでは、来月開催予定の親の会でこども参加のケーム大会を見越して、各家からゲームを持ち寄っていただきました。
ゲームを前にすると、お母さんたちも素直に遊んでくださり、非常に盛り上がりました。来月が楽しみです。
プログラム4の思春期を共有しようです。
この話題に入る際に、お母さんの「思春期」を振り返っていただきました。それを私たち夫婦がそれぞれ話した後、お母さんたちもシェアしてくださいました。言いたくないと言われる方はおらずシェアしていただいて、家庭環境がこどもの思春期の時期に影響を及ぼすことの理解を説明する事なしにご理解いただけました。
また、内田がそれぞれ出会ったこども達(もう成人となっている)の事例をお話して、身体の成長と心の成長を迎えることをお伝えしました。凸凹があったとしても、心も体も成長します。そこで起きる変化に対応するには保護者の方の支援が必要であることや、お母さんからすると予期せぬこどもの変化に反応しないようにともお伝えしました。
その後、お母さんから今までとは異なるこどもの様子をシェアしていただきました。多く見られたのが、お父さんとの関係性です。
「こども扱いされたくない。大人扱いも困る」という思春期ならではのこどもの言い分に、お父さんお母さんは悩ましいことでしょう。その際に有効な人材は、「少し年上でこどもが安心して話ができる人」です。親でもなく兄弟でも先生でもない人。つまり、評価をしない人です。放デイの方や親せきのお姉さんお兄さんなど、こどもが慕っている人がいたら話を聞いてもらえたらいいですね。
GIFTが、思春期のこども達を支える視点をお伝えしました。
思春期を迎えたこどもの様子は、様々です。個々の良さを全力で伝えて、苦手なことがあっても、それ以上に好きなものに夢中になる姿を応援する姿勢、我が子ならではの強みをとことん信じることを、お母さんと一緒に支えていきますとお伝えしました。
投稿者プロフィール
- 特別支援教諭。元、公立中学校の教員。公立中学校での教員生活17年間の内、12年間を特別支援学級の教員として務めた。上郷個別教室GIFTのスタッフ兼、同教室の保護者会を主催している。趣味は神社仏閣巡りとパン作り。
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